参加する事に意義があった

なんか盛大にラブコールされててうれしはずかしなんですよ奥さん！
（落ち着け）

コンパクweb終わるんですね。唐突というか何というか、随分淡白な。
大分乗り遅れた感がありますが、恩恵を受けた者として雑感でも。

多分続ける気だったんでしょうね。告知が唐突過ぎますから。
で、大人の事情でスパッとやめようか、ということになったと。
多分そういうことじゃないかなぁ。

何賞って意味は無いと思うんですよね。特に最近のは。
自分の作ったゲームをみなさんの目に留めてもらって、
で多くの人に遊んでもらえるっていう、そういう存在だったと思うんです。
参加することに意義がある。
けどコンテストを名乗る以上は一応評価はしてみた方がいいかな、的な。
参加者のモチベーションもある意味では上がるでしょうし。

ニコニコ動画が成功したのは
「自分を認めてもらえる場だから」という話を読んだことがあります。
自分の作った動画を見てもらって、賛否いずれでも反応があって
自分のした事に対してのリアクションがある、
自分が何かをしたという事実を認めてもらえる場だったから、ということだと
私は解釈しています。

コンパクはデジタル創作という点において同様であったろうと思います。
コンテストですから、審査員からは確実にリアクションが返ってくる。
そして多くの人が見てくれて、ゲームの場合は遊んでもらって
こんどはその人から感想なりバッシングなりリアクションがある。
つまり自分の作ったものに反応してくれる人口を増やす場であったと。

この反応は、おそらく創作者にとって大きな後押しになります。
特に創作初期の他人の反応は貴重で、自分の視野を大きく広げてくれるはず。
友人知人やコミュニティでは得られない、率直な意見もあるでしょう。
これを受けられうる場が一つ減る、というのは損失だと思いますし
通ってきた人間としては、やはり淋しいものがあります。

ま、仕方無いんでしょうね。
コンシューマゲームの面白さが飽和した結果、画像・音楽の質に走ったように
フリーゲームも面白さを勘違いした作品が増えつつあるようですし
審査員もしんどいんだと思います。
多分私もある意味でしんどいの送りつけました（爆）

それに最近のツクール界隈は殺伐としすぎてるから。
ツクールの功罪といいましょうか、誰でも簡単に作れる反面
幼稚で短絡でマナーが欠如していても創作して認められることができる。
多くの人の目に触れる事を自覚せず、自重出来ない子供を
生じさせてしまった結果、コンパク参加者、ひいては創作者全体の
モラルが低下した側面も、終了に至った一つの要因ではないでしょうか。

創作は自己表現の一環でありますから、自我の衝突は避けられないでしょうが
喧嘩するなら創作の中身でやってくださいとか思います


まぁ難しい話は分かりませんけども。
楽しませる意図のない自慰っぽいゲームを肯定してるわけではないです。