あとがきのあとがき

こっそりぱちぱち置いてみたりしてました。
テキストリンクはチキンの証！

1/22 19時の方＞
読んでくれてあんがと！
マシューみたいな兄貴がいたら私もブラコン一直線だと思います！

てなわけで続きに白雪の追記みたいな話。

白雪の降るあの白い家にての本体あとがきを書いたのが本編完了直後で
頭が冷えてない状態だったので今見返すと何がなにやらというか。
正直な気持ちではあるのですけども。

念頭にはかまいたちの夜（無印）があったので
吹雪の部屋のくだりや犯人解明の辺りは完全にオマージュというか
あえてそのままにしたような覚えがあります。
今回の書き方もやっぱり頭とオチと、要所要所だけはっきり見えてて
あとのつなぎは殆ど手を動かしながらの直感とアドリブでした。
こういうやり方は一発で綺麗に決まるけど、再現性がないのが欠点です。
アンダガの後半の展開考えたときもそうでしたが、
二度と出来ないだろうなぁ、とそこはかとなく思っていたりします。
出来たとしても、また閃くまでに暫く時間が掛かることかと。
もっと計画的に作れればいいのにねぇ。

キャラクターに関してはいつ思いついたんだろうなぁというくらい
ナチュラルに出来上がってた気がします。
アンダガで「キャラの掛け合いが微妙」と言われたりもしたので
リベンジ的な意味合いもありました。
トーコは読者視点の主人公なので、少し鈍いくらいの無知な子であったほうが
語りやすくて良いかなぁというくらい、矢島透が女の子だったらという子です。
ミラルドは超然としてて斜に構えてかっこつけてて、
でもちゃんと年相応に泣いて怒ってっていう部分を書けていればいいなぁと。
開発ネームは保志です。嘘です。
マシューは私の理想の兄貴です。だって一人っ子なんだもん。
一家に一人マシューがいたら多分世界はそれなりに平和になると思います。
ヘルマはいわゆる女の子を描きたかったように思います。
現実の女の子ってあんまり可愛く思えない（苦笑）ので、
アンダガの女の子もみんなどこかステレオタイプな
キャラクターとしての女の子に描いていたつもりなので。
なので今回は、ちょっと押し付けがましくて正常に怒る事もして
でもちゃんと可愛い、どこにでも居そうな女の子を書こうとしたんですが
出来たのかしら（笑）
モニカは…本当ごめんなさい以外に言うことがありません。
出番も全然一瞬だしあんなんなるし（汗）
でもイメージは金髪ストレート美人ですよっ。
大きくなったらロアーヌ公の妹君とか不死の姫（ニート）とか
そういう感じになるんです。きっと。
そしてイチは私の萌えポイントのギャップキャラです。
やっぱりギャップはいいと思います。イチの場合あれですけど。
ヘルマもそうだけど、激昂に任せて心情を吐露するシーンは
ものすごく描いてて楽しいです。ヴァディスもイゾルデもそうですし。
きっと今後もそういう役どころは外さないと思います。うん。

まだ本編にもいくつか穴がありますが、試行錯誤して削った展開の名残です。
例えば、凶器は2人で確認したときに既に無いことになってたんですが
それはある場所にまぎれていた、ということで余計な描写があったり。
それが謎解きとは関係ないけどおかしいなぁーこれーなんて
自分でうーんとひっかかったりしてます（苦笑）
そういう検証されたら穴がぼろぼろ出てきそうで怖い（笑）

ちなみに白黒ゲームでミラルドが「読んだ」と言っていた本は
例によって恩田陸の麦の海～です。
どうしてもあのシチュエーションをどこかで使いたかったのですが
上手いこと展開とかみ合ってくれてよかったなぁ、という感じです。

うん。
またしても人を選ぶ読み物ですが、楽しんでいただけたならば
作者冥利に尽きます。